中部国際医療センター視察

陽子線がん治療センターが岐阜にオープン

岐阜県美濃加茂市に陽子線治療施設が新しくオープンします。

いつも一緒に勉強会を行っている保険代理店の仲間5人で、令和5年10月6日(金)視察に行ってきました。

案内看板に従って車で入っていくと、巨大な施設が現れます。

訪問すると、事務長を初めとする職員の方々4名でご対応いただき、病院の理念や現状等を丁寧にご説明いただきました。

現在、外来患者は1日あたり約1,000名。平均入院日数は約11日となっているとのこと。救急患者を受け入れる体制など、患者様に対する思いや、地域に貢献する姿勢などをお聞きかせ頂きました。

今回見学の目的である陽子線治療センター(今年度内に治療開始予定)の治療時間は午前7時から午後8時。基本は完全通院型で仕事前や仕事帰りの治療にも対応できる時間帯を採用。(より利用しやすくなっています)

まだオープン前なので施設内を案内していただき、実際にデモンストレーションもおこなっていただきました。

治療時間をお聞きしたところ、陽子線の照射自体は数十秒から数分なのですが、がんの部位や大きさによっては数十回当てなければならないケースもあるそうです。

もちろん麻酔などは必要なく痛みもほとんどないとのことですが、近くに住んでいない人にとっては照射回数が増えると、交通費や宿泊費もかなりの負担になってしまいます。

気になる治療費は約350万円(自由診療)と高額ですが、こちらは厚生労働省の認可(今年度内に認可予定)を得れば「先進医療」として、医療保険やがん保険に付帯できる「先進医療特約」で対応できる可能性が高くなります。(がんの種類によっては健康保険適用となることもあります)

松阪市から車で約2時間かかりましたが、実際に施設を見学させて頂き、ご担当者様との意見交換もでき、とても有意義で身になる視察となった一日でした。 

資料も少し頂いてきたので、気になる方はぜひご連絡ください。