保険相談窓口とはどんなところ?利用方法や注意点について徹底解説!

保険の相談といえば、ショッピングセンターなどで目にする保険相談窓口(保険ショップ)を思い浮かべませんか?

窓口と言うと「保険に加入する場所」と思っている方が多いようですが、新たに保険に加入するだけの場所ではありません。

保険の商品は種類が多く内容も多岐にわたって複雑なため、自分の希望にあった保険がわからないといった方が多いと思います。

そんな時に頼りになるのが、保険相談窓口です。

この記事では保険相談窓口に焦点をあて、利用方法や注意点などを詳しく解説していきます。

これから保険の相談をしようと思っている方にとって役に立つ情報を紹介していきますので、最後まで読んでみてください!

保険相談窓口とは?

これまで、保険の見直しや加入を検討するときなどは保険会社の外交員が営業に来た際に相談をすることが一般的でした。

しかし、近年では複数の保険会社の商品を取り扱う「保険相談窓口」に相談するケースが多くなってきています。

「保険相談窓口」とは、その名のとおり保険の相談ができる窓口のことで、 ショッピングセンターや駅ビル、繁華街などで見かける人もいらっしゃるのではないでしょうか。

各保険相談窓口によって取り扱っている保険会社や商品が異なるため、気になる保険会社や商品がある場合は、保険相談窓口に行く前にホームページなどでチェックするとよいでしょう。

保険相談窓口の相談員の方は保険のプロであるため、安心して相談を受けることができます。

保険に詳しくない人にとっては丁寧なアドバイスを受けることが期待できるので、保険を選ぶ際には大いに参考となるはずです。

保険相談窓口では何をしてくれるの?

保険相談窓口は文字通り保険の相談や加入手続き、契約済みの保険請求などを「無料」で行ってくれます。

そのため、人の集まりやすい場所に出店されるケースが多いです。

ショッピングセンター等にある店舗の場合、買い物ついでに気軽に保険相談ができたり、店舗によってはキッズスペースや授乳スペースがあるなど、子連れでも安心して訪問できます。

保険相談窓口にいる相談員は、募集人資格を持った保険のプロです。

相談員によってはファイナンシャルプランナーなどの資格を持った方もいます。

そのため相談員は誰もが保険について精通しています。

保険相談窓口では、おおむね以下のような内容の相談をすることが可能です。

  1. ライフプランの相談
  2. 必要な保障額の試算
  3. 現在加入している保険内容の分析
  4. 自分にあった保険を提案

それぞれ順番に見ていきましょう。

1.ライフプランの相談

生活状況が変われば、備えるべき保険も変わります。たとえば就職、結婚、出産、教育費、老後資金など、今後のライフプランによって必要な補償額が変わってきます。

自分や家族のライフプランを想定し、それらに対応できる保障内容について相談に乗ってくれます。

2.必要な保障額の試算

死亡や入院、老後の生活資金など人生におけるさまざまな不安があります。

実際に万が一のことが起こったときに、どの程度のお金が必要になるのかを計算してくれます。

この金額を必要保障額といいます。

3.現在加入している保険内容の分析

実際に加入したにもかかわらず、自分の保険の内容を詳しく知らない方は多いです。

保険を見直すためには、まずは、現在加入している保険の契約内容を把握しておくことが重要です。

そのため、相談員に契約内容を見てもらい教えてもらうことができます。

4.自分にあった保険を提案してくれる

保険の相談窓口は保険会社とは異なり、複数の会社の保険商品を扱っているため提案してもらえる数が多いです。

そのため、保険の種類や家族のライフプラン、必要保障額など自分にぴったりの保険を提案してもらうことが可能になります。

保険相談窓口で取り扱っている商品の数は?

保険代理店は、大きく分けると「専属代理店」と「乗合代理店」とがあります。

「専属代理店」は、1社のみの保険商品を取り扱う保険代理店です。

すでに加入しようと考えている保険商品が決まっている場合なら、専属代理店のほうが商品の特徴を細かく説明してくれるでしょう。

「乗合代理店」は、保険相談窓口のように数十社以上の保険会社の商品を取り扱っている保険代理店のことです。

1社だけの商品を検討するよりも選択肢が増え、より自分に合った保険商品を選びたいという方におススメです。

保険代理店が異なるだけで、取り扱っている保険商品の数に大きな違いがあります。

ご自身の保険商品の選び方をしっかりと考え、保険相談窓口に行くのが良いでしょう。

保険相談窓口ではなぜ「無料」の相談ができるの?

保険相談窓口では、来店者が納得するまで無料で何度でも相談が受けられますが、なぜ無料でできるのか、その仕組みが気になるという方もいると思います。

保険相談窓口の仕組みは、来店者に保険加入してもらい、保険会社から手数料を受け取ることで企業の生計を立てています。

手数料の額は保険会社や代理店、その年によって異なりますが、保険加入者が初年度に支払う保険料と同じ額かそれ以上の場合もあると言われています。

1件契約が取れることで、数十万円の手数料が入ってくるのであれば、来店者と何時間無料相談をしても儲かるということがわかりますね。

しかし、保険を売るという商売はとても難しいことであり、何時間相談をしても契約が取れないことも多いです。そのため、必ずしも楽な商売ではないということは理解しておきましょう。

保険相談窓口の使い方や注意点は?

保険相談窓口の特徴は「無料」で気軽に保険の相談ができます。

なぜ無料で運営できるのかというと、先述したように保険に加入してもらうことで保険会社から代理店手数料が支払われるからです。

そのため、手数料収入が高い保険を優先的に販売されるケースもあることを念頭に置いておきましょう。

また、複数の保険会社と契約している為、「今月はこの保険会社の商品をあと何件販売しないといけない」、「いまはこの保険会社が手数料が良い」、などとショップ側の都合もあるので100%中立とは言い難いのです。

ここでは保険相談窓口を利用する注意点をあげてみますので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 保険についてある程度勉強しておく
  2. 保険証券を事前に準備しておく
  3. 保険相談窓口の評判を確認しておく
  4. 複数の保険相談窓口に行ってみる

以上の4点です。順番に見ていきましょう。

1.保険についてある程度勉強しておく

相談員と来店者の間には保険の知識に差があるのは当然です。

そのため、保険に関する知識が全くないと相談員の方のアドバイスがなかなか理解できないかもしれません。

保険の知識があれば大丈夫ですが、知識がなければ必要のない保険についつい加入してしまうおそれがあります。

保険代理店は商売である以上販売をするのが目的です。

そのため売り上げをあげるために、不安をあおるような仕掛けをすることもあるかもしれません。

このような話に引っ掛からないためにも、事前にある程度は保険について勉強して知識をつけておきましょう。

2.保険証書を事前に準備しておく

保険相談窓口に行く前に、可能であれば保険証券を事前に準備しておきましょう。

保険証券とは、保険会社から保険契約者に送られる、保険の契約内容を確認することができる書類のことです。

これを相談員に見せれば、現在加入している保険の契約内容を確認することができます。

近年はペーパーレス化も進んでおり、保険の種類によってはインターネットで契約内容を確認できる場合があるので確認しておきましょう。

3.保険相談窓口の評判を確認しておく

保険相談窓口に行く前に、インターネットで事前に行こうとしている窓口の評判や口コミを調べて確認しておくようにしましょう。

自分の家族のライフプランや万が一の時の保険など重要な相談するので、できるだけ経験豊富な人に相談したいと思うのは当然です。

知識やスキルの高い人に当たればいいですが、未熟な人に当たることもあるかもしれません。未熟な人に当たった場合、相談しても満足度は低いかもしれません。

評判や口コミは、公式ホームページに載っている良い意見だけではなく利用者の率直な意見・感想を確認することができます。

4.複数の保険相談窓口に行ってみる

保険相談窓口の相談は無料です。ですから、複数の保険相談窓口をまわってみてはいかがでしょうか。

いくつかまわって保険を相談をしているうちに自分の知識もついてきます。

本当に顧客のことを考えて提案してくれている窓口なのかも徐々に分かるようになってくるでしょう。

もし信頼できる相談員との出会うことができればラッキーです。

安心して相談できる、納得できるまで説明してくれる相談員を探してみましょう。

保険相談窓口以外の相談方法

保険相談窓口は全国に数多くありますが、地域によっては近くに店舗がないという方もいらっしゃるかと思います。

また、アクセス手段がなかったり訪問する時間が捻出できなかったりで、「店舗まで出向くのはむずかしい」という方もいらっしゃるでしょう。

そのような方のために、保険相談窓口以外の相談方法もありますので紹介していきます。

自宅訪問

保険の加入や保険見直しをしたいと考えた時、店舗へわざわざ行かなくても自宅に招き、自宅で保険相談をできるサービスがあります。

子供がまだ小さいため、外出が難しいという人や、人混みに行きたくないという人にとって自宅で相談出来るのはとても魅力的です。

専門サイトの予約フォームなどで保険相談を申し込むと、コールセンターなどから連絡がありますので、そこで訪問日時と面談場所を決めていきます。

面談場所は、ご自宅や近所の喫茶店、あるいは職場などが多いようです。

いずれにせよ、落ち着いてじっくり話ができるように、あまりうるさい場所は避けたほうがいいでしょう。

オンラインでの保険相談

もうひとつの保険相談ができる方法として、インターネット上でできるオンラインでの保険相談があります。

最近では新型コロナウイルス感染防止のため、人同士が接触する機会をできる限り少なくすることが推奨されています。

このような社会情勢のなか、スマートフォンやタブレットの幅広い層への普及や5Gなどのネット技術の進展によって、オンライン保険相談に対応している保険代理店が増えています。

オンライン保険相談では、資料なども画面に表示しながら双方で内容を確認できますので、電話に比べて利便性が格段に優れていると言えます。

オンライン保険相談を実際に開始するまでの一連の流れとしては、代理店によって多少の違いはあるかもしれませんが、おおよそ以下のようになります。

  1. 保険相談サイトから相談の申し込みをするときに、相談方法として「オンライン相談」を選択する
  2. 担当スタッフからメールあるいは電話で連絡が入り、相談日時を調整するとともに、接続機器やネット環境の確認を行う
  3. 接続方法やパスワードなどオンライン相談に必要な情報が提供される
  4. 当日、担当スタッフから連絡が入り、オンラインで接続されたら相談開始!

注意する点としては、実際に保険契約をする場合は文書のやり取りや署名が必要になるため、後日店舗へ来店するか担当スタッフに訪問してもらうか、あるいは郵送などの対応が必要になります。

今後は保険に限らず、オンラインでの相談は急速に浸透していくものと考えられます。アフターコロナ、ウィズコロナの時代が訪れ、私たちの働き方、生活の仕方も変化していくことになるでしょう。

まとめ:自分にあった相談方法を選択しよう!

保険の相談方法として、保険相談窓口への来店、コンサルタントによる自宅などへの訪問、オンラインによる相談というような方法があることを紹介しました。

これらの中から、ご自分に合った方法でぜひ保険の相談をしてみてはいかがでしょうか。

どの方法でも、相談にのってくれる担当者は保険のプロですので、希望に合った最適なプランを提案してくれるはずです。

保険は人生において長い付き合い、そして大きな金額の買い物になります。

そのため、どの保険に入るか、自分にはどの保険があっているのか慎重に決めなければなりません。

その際に誰に相談するかによっても結果が大きく変わってきます。

くれぐれも保険選びは失敗しないように、自分に合った相談方法を選んでいただければと思います。