災害に備える!家族を守るための「家族継続計画」とは?

家族継続計画とは

FCP(Family Continuity Plan)のことで、地震や津波などの災害が発生したとき、家庭内であらかじめ決めておく計画です。

FCPが必要な理由とそのメリット

災害は突然発生するため、冷静な判断や行動が難しい状況になりがちです。 そんな時に備え、事前にFCPを作成することで、家族間で決まり事を作っておき、緊急の事態でも対応することができるようになります。

もちろん家族構成や年齢、場所により異なりますが、家族全員がわかる言葉で実行できることを簡潔にまとめることが重要です。
もう一つは、必ず家族全員で話し合うということです。特に子供たちと話す事によって、さまざまなアイデアが出たりして、より実用的なFCPを作ることができます。

「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の各分野で緊急事態が発生した場合の対処方法をまとめてみたので参考にしてください。

ヒト

  • 家族の安全や健康
  • 耐震補強や家具の補強
  • 安否確認方法や避難場所と経路(事前に歩いて確認)

モノ

  • 食べ物や持ち物、住まい
  • 防災セットの備えと保管場所
  • 事前にハザードマップを確認
  • 非常用電源の確保

カネ

  • お金(緊急時用の現金)
  • 建物や家財等
  • 金融資産や財産の目録
  • 火災保険や地震保険等の損害保険と生命保険

情報

  • 情報の入手方法
  • スマホやテレビ・ラジオ等

まとめ

FCPを効果的に運用するには、定期的な見直しと更新が欠かせません。家族全員で定期的に話し合い、現状に合わせて内容をアップデートしていきましょう。
さらに、子どもの成長や環境の変化に対応するため、内容を柔軟に変えていくことも必要です。

家族継続計画(FCP)は、家族全員が安心暮らせるよう、災害が起こった時の対応について家庭内で決めておく計画のことです。そして、継続させるためのポイントまで解説しました。

FCPを取り入れても一度作成したら終わりではなく、定期的な見直しやアップデートさせることが大切です。どれもそれほど難しいことではありません。家族でどんなことを決めておくべきなのか、地元の保険代理店にも聞いてみるのもいいでしょう。便利なアプリや様々な情報を提供してくれると思います。

大切な家族を守るためにも、できるところから、始めてみてください。